物理は他の教科と異なり、わかればほぼ満点ですが、わかっていないとほぼ0点です。また、講義を聴いてわかったつもりでいても、自分で解こうとすると手が動かないというやっかいな面ももっています。取り組み方として次のことに気をつけましょう。
基本原理の理解
まず、基本原理・法則をしっかりおさえ、そのうえで個々の論点・問題にあたっていくのがいいと思います。そのとき、基本に忠実に、愚直に立式することを心がけてください。
物理と数学を別々に考える
次に物理と数学を切り分けることです。問題状況からの立式、および計算結果の意味を探ることは物理の範疇ですが、途中の計算部分はただの数学です。文字が多いのでしんどく感じるかもしれませんが、変数と式の数から解けるかどうかを判断していけば計算自体は基本的な加減乗除なのでたいしたことはありません。
解答を見ないで問題演習を行う
最後に、解答を見ないことです。解けた後の答え合わせは結構ですが、
「解答を見てわかった」はまずわかっていません。解答以外なら何を参考にしてもいいですが、最後は自力で考えるという習慣を身につけましょう。
分野的にはなんといっても力学、ここはしっかり学習しましょう。
高3になるまでにすべての単元を終わらせる
高2の終了時点で全範囲を終わらせるというのが目標です。学校や塾の進度をペースメイクに使ってあとは微調整すれば良いと思います。遅くとも電磁誘導までは必ず終わらせるようにしないと浪人生と戦えなくなるので、予め夏や冬の長期休暇を利用してペース調整を行いましょう。