4月〜7月初旬 未修分野の解消と弱点分野の補強
この時期は焦らず、基礎固めを行います。医学部受験では基礎分野の修得不足は致命傷になります。塾・予備校のテキストや市販の基礎問題集を用いて補強を図りましょう。簡単な問題をドリルのように解き捨てる演習もしっかりと行い、基本手法が自由自在に使えるようにしましょう。
7月〜8月 基礎力完成と標準学力の養成
学校や塾、予備校が休みとなり、比較的まとまった時間の取りやすい時期です。この期間に1学期で行った内容をもう一度見直し基礎固めをしっかりと行いましょう。
基礎が押さえられてきたら、標準問題から複合問題にあたっていきます。難関国公立大・単科医大を目指す方は難しい問題にも チャレンジしていってください。
また、この時期に今年度の入試問題をまとめた問題集が出るので、それを使ってどこまで仕上がっているか、演習してみましょう。現実として入試問題集の数Ⅲ分野でつまずきの多い人は結果が出ません。標準問題にしっかり取り組んでいってください。
9〜10月 標準学力の完成と過去問へのチャレンジ
引き続き標準問題にあたっていくとともに、志望校・チャレンジ校・その他の過去問に取り組むことが大切です。
この時期は模試が多くなりますので、復習をしっかりと行った上で次に備えるようにしていきましょう。
また、国公立大志望の方は防衛医大を、私大志望の方は近大の推薦入試を考えて対策をとっていきます。
11月〜 入試対策
まず、受けた模試の復習や塾・予備校の復習を行います。そのうえで過去問演習に入ります。
過去問演習は時間をはかって行い、答案をしっかり書いて他者(学校や塾・予備校の先生)の目を介するようにしてください。
この時期は解き方より書き方です。論理が答案にしっかりと反映されているか、我流ではなく客観的に確認することが大切です。
共通テスト対策は、よほど数学の苦手な方でない限り、12月からはじめても間に合います。
また、私大入試は受けた直後(当日か遅くても翌日)に復習を行い、次に備えてください。実はこれが一番の実力強化策です。