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共通テストの学習法

共通テストはこれまでの詰め込み教育に対抗するような出題形式となっています。暗記やパターンの詰め込みではなく、思考力を問う問題が充実しています。

受験生は、まず共通テストだからといって甘く見ず、しっかりと問題集を解いて形式に慣れておくことが重要です。また文章量が多いので、問題の要点を素早く捉えられるよう意識して訓練しておく必要があります。

低学年の方は、「科学的なものの見方を養うこと」と「国語力をつけること」を意識してください。日頃から自然現象をはじめとしたあらゆる物事に「なぜ」と疑問を持ち、問いをたてて論理的に思考することを身に着けてください。また、国語力は習慣的に文章をたくさん読み、そして書くことが大事です。新聞、雑誌、読書何でも良いので活字に多く触れる習慣を付けておきましょう。

センター試験から大きく変わった共通テスト

ボーダーライン、東大理IIIでも800点に満たず

2022年度の第2回共通テストでは、医学部で一般的な5教科7科目で900点中510点、得点率は56.7%でした。前年の第1回共通テストは572点で得点率63.6%だったので、合計得点は実に62点の減少、得点率も6.9ポイントの減少となりました。これは旧センター試験を含めても前代未聞の急激な減少となりました。

例年、共通テスト終了の数日後、大手予備校が受験生のデータを元に作成し、それぞれの大学の合格可能性50%となる共通テストの得点を各大学のボーダーラインが発表されますが、それが東大理IIIでも900点満点中800点を切るという衝撃的な結果となりました。これは日本の文字通り最高峰を目指す受験生でも共通テストで9割得点できなかったということです。旧センター試験を含めてもなかった事態です。

共通テストが”難しい”原因

それではその原因は、何だったのでしょうか。前回の共通テストが難しかったからでしょうか。そう単純ではありません。

この原因は、共通テストではセンター試験から出題の意図やコンセプトがまるっきり変わってしまったことにあります。

センター試験の頃は過去問を練習すれば最低でも7割以上は得点できました。進学校や予備校でも「こう来たらこう解く」「ああ来たらああ解く」といった機械的な方法で指導するところも多く、しかもそれが一定の成果を上げていました。しかし、共通テストではその方法は全く歯が立ちません。

共通テストはこれまでの詰め込み教育に対抗するような出題形式となっています。つまり、暗記やパターンの詰め込みではなく、思考力が問われていました。公式等の原理を理解しているのは大前提で、現実世界の物事を一般化して、数式や理論を見出すような問題が出題されていました。また、理系科目にもかかわらず、問題に長いリード文がついていて、必要な情報をそこから見つけて利用しなければならず、全科目で国語力も要求されていました。このようなことは、中学・高校含めやったことがなく、先生も教えたことがありません。いきなりこのように形式を変えられては、正直な話、できるわけがありません。

共通テストの対策方法

受験生の学習法

対策としては、受験生は、まず共通テストをなめないことです。そして参考書は今年発売されたもので、しっかりと対応形式になっているものを使って学習してください。表面的なパターンをすくおうとするのではなく、その背景にある原理を把握し問題の意図を把握した上で解答を導けるようトレーニングすることが重要です。また文章量が多いので、問題の要点を素早く捉えられるよう意識して訓練しておくことも重要です。

河合塾 共通テスト総合問題集
駿台 共通テスト実践問題集

予想問題集を活用した対策

大手予備校から、予想問題が出版されていますので、うまく活用し共通テストの対策を行いましょう。しかし、注意として、問題集の中には共通テストの問題にあまりそぐわないものも売られています。それは予備校が昨年度に実施したの共通テスト模試を再利用して問題を制作しており、最新の共通テストの傾向に調整されずに出されているからです。

内容を見る限り、今年の共通テスト問題集は河合塾よりも駿台のものの方が、よくできています。

見た目の形式だけでなく、出題意図が共通テストに近いかどうか、リード文が十分あるかなど、しっかりと問題を確かめた上で購入し、対策を行ってください。

低学年から科学的な思考の習慣を身につける

低学年でまだ時間のある方については、「科学的なものの見方を養うこと」と「国語力をつけること」を意識してください。日頃から自然現象をはじめとしたあらゆる物事に「なぜ」と疑問を持ち、問いをたてて論理的に思考することを身に着けてください。

また、国語力は習慣的に文章をたくさん読み、そして書くことが大事です。新聞、雑誌、読書何でも良いので活字に多く触れる習慣を付けておきましょう。

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