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物理の学習法【高3・高卒】

理科は特に夏までは現役と浪人で非常に差がつきやすい教科です。

特に物理はその傾向が強いです。そのため、秋頃までは浪人生は多少手を抜いても模試の成績がそれなりに良いので油断しがちです。自分の実力は、浪人生平均から判断しましょう。逆に現役生ははじめの模試が非常に悪いので、追いつくために必要以上に力をかけすぎて、その結果数学等の他教科の成績が落ちてどうしようもなくなってしまうことがしばしば見受けられます。

科目バランスを崩さない範囲内で学習していってください。入試には十分間に合います。理科は模試で出題範囲が指定されるので、それをペースメイクに用いるのが良いと思います。

春(4月〜7月)の間に基礎を叩き上げる

力学から波動、電磁気(直流まで)を中心に原理・基礎からしっかり押さえます。微積分の概念を用いましょう。特に力学はバリエーションが多いので、演習を十分行ない、運動方程式で解く場面、保存則を使う場面等の切り分けを見極めるようにしましょう。

波動では図での処理だけでなく、計算でも解けるようにしておきましょう。電気では場のイメージをしっかりとおさえたうえで問題にあたるようにしてください。

夏(7月〜8月)は基礎力の完成と応用力の養成

力学・波動の復習を行い、標準演習に入ります。特に力学は円運動・単振動を、波動は干渉の典型パターンを重点的におさえます。また、熱力学、電磁気(後半)を学習していきます。熱力学では状態図を用いて整理をしっかりと行うようにしましょう。電磁誘導がらみは出題パターンが限られているので、典型的な問題をきっちり解けるようにしておけばなんとかなります。

秋(9月〜10月)は得点力の強化、実力養成へ

力学・電気を中心に標準演習から入試問題に取り組んでいきます。また弱点分野があれば徹底的に潰します。論述系の問題もしっかり書きましょう。キーワードが入っていてわかりやすく書いてあればそれで十分です。他方、大学によってはクセのある出題をするところもあるので、過去問には必ず目を通しておきましょう。

冬(11月〜) 入試対策

模試の復習を行い、その後入試問題演習を行います。理科は底が浅いので直前期でも十分伸ばすことができます。英語も数学も理科も配点は変わらないので、直前になればなるほど理科のウェイトを上げていってください。合格への鉄則です。

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