最近、わけのわからない人が多すぎる
新学期が始まり、GWも間近に迫りました。緊急事態宣言下ではありますが、学校や塾・予備校で将来のために学習を続けておられると思います。
今回は、募集期も落ち着いたので、最近、来られた生徒さんについてお話ししたいと思います。
総括すると、まじめタイプでコツコツする生徒と、正直何考えてんねん!って言いたくなるような生徒さんにはっきり分かれたのが大きな特徴です。
まじめな生徒さんは、本当にコツコツやられています。中には医者にするのがもったいないと思うような生徒さんまでいます(私が理学部の院卒だから思うのかもしれません)。見ていてすがすがしいくらいです。目的もって取り組まれている人は、自分の時間のある限りできるだけ応援していきたいな、と思います。
一方、わけわからない人も多かったです。正月このかた、よくもこんなんが医学部行きたいなんてどの口が言うた、って言ってやりたいくらいでした。でも、そういうご家庭ってその分ご両親が苦労されてますね。育て方が悪かったといえばそれまでなんですが、親の心子知らずとはよく言ったもの、ちょっと見ててかわいそうになるくらいでした。
MEPではどんな方でもお問い合わせいただいたら面談をし、現状の学力を把握し、合格までのロードマップを提示します。体験授業まで行うこともしばしばです。たとえどんな方でも。でも正直、疲れますね。本人はてんで別の方向向いてて、受かるわけない泥沼コースに行こうとする、親はわかっているけど、よう止められない。その感じだと学費出す気にもならんわな、ってよくわかります。
これだけ長いこと生徒さんを見ていると、通る・通らない、通るとして現役か何年かかるか、大体わかります。でもさすがに「世の中ひっくり返っても無理ですわ」とは言いにくい。普通はそういう方は自分の方から消えていってくれるのでほっとするのですが…
今まで私が担当していて、医学部志望で無理だからと志望変更してもらったのは4半世紀以上やっていて実は3人だけです。医学部入試といってもしょせんは高校生の受けるテストなんで、努力したら何とかなってくるものなのですね。よっぽどの人でない限り、素地の能力的には個々の生徒さんで大きな違いはありません。スタート地点の違いだけなのですが、どこをどうひねくれたらこんなになるのか、首傾げたくなります。
普通に高校履修範囲を丁寧に学習していけばそれでいいんです。テクニック的なことも多少ありますが、それは合格までの年数に差がつくことであって行ける行けないには関係ないのですね、テクニックぐらいはこちらでどうにでもできますし。ごく普通に、ストレートに行きましょう! 人生もったいないですよ。