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2021年度 医学部入試の結果

2021年度の医学部入試は大学入試改革に伴い、はじめて共通テストが導入されました。新たな試験ということで受験生は対策が困難な中、新型コロナウイルスが流行したことにより、更に困難な入試となりました。

現役生は授業が3ヶ月間休みとなったことで基礎の学習が追いつかず、浪人生も予備校に通うことができなったことで、いずれも困難な受験学習を強いられましたが、結果的には学習を一通り終えていた浪人生が非常に有利な条件の入試であったといえます。

来年度入試も今年のこうした状況の余波が残ると考えられます。したがって、来年は今年の入試をしっかり分析した上でしっかりと対策をとっていく必要があります。

医学部定員、2022年度は維持、2023年度入試から減少

医学部では募集定員は、2007年度以降の政府の医師確保対策によって、医学部の募集定員は増強され2016年度以降は9000人以上を維持しています。この傾向は2022年度まで継続されます。一方で、先々の医師過剰状態を見越して2023年度から医学部定員を減少されていく方針が予告されていますので注意が必要です。

地域枠は拡大

地域枠に関して、今後割合を増加させていく方針が決まっています。地域枠はもともと医療格差の是正を目的として開始されました。卒業後に特定の地域や診療科で診療を行うことを条件とした選抜枠で、2007年より設置、拡大され2020年度は1679人まで募集人員が増加しました。

将来に制約が付きますが、当然一般枠に比べ難易度は下がり、自治体から貸与金も支給されますので、経済的な負担も軽くなります。

一方で、近年地域枠の学生がその地域で勤務せず他地域で研修などを行っている事例が多数挙がり問題となっています。貸与金を返却すれば、止むを得ない理由がなくてもその地域から離れて勤務してかまわないだろうという身勝手な論理です。

その対処として、ペナルティの強化が検討されています。異なる地域の地域枠の学生を採用した臨床研修病院に対して、補助金の減額や採用人数の減員など採用側にペナルティを課す方針が決まっています。

地域枠に出願を検討されている方は、大学6年と卒後9年はその地域に固定されるなど、条件をしっかりと検討した上で、出願する必要があります。

志願者数は微減も、医学部への人気は上昇

2020年度入試までは国公立医学部の志願者数は6年連続で減少していました。全体的な要因として、少子化や現役生の浪人回避の傾向によるものも大きいですが、医学部の独自の要因として、偏差値があまりに高いことが影響していると考えられます。難易度が高すぎて、浪人しても合格できる保証もないことから特に現役生については選択肢から除外する傾向が見られました。

2021年度は一方で、前期日程において志願者数が増加しています。国公立志願者数が全体で1万9千人も減少したことを踏まえると、医学部人気は今年単体で見ると相対的に大きく高まったといえます。

来年以降の難易度動向について、共通テストは難化の予想

入試全体で見ると、近年現役生の浪人回避の傾向が顕著に見られます。共通テストの志願者数は今年53万5千人と前年から2万2千人減少しましたが、その中でも浪人生は2万人減少しており、志願者数減少の殆どが浪人生で占められています。今年は大学入試改革による影響も大きかったですが、この傾向は数年前から見られます。

しかしながら医学部入試においては偏差値が依然非常に高い水準で推移しています。さらに、昨年はコロナにより医療現場が良くも悪くも高い注目を浴び、感受性豊かな高校生は感化され、医学部への志望度が上がっている可能性があります。また、今後不況になれば収入の安定する公務員や資格のある職業、また医師についても志望者が増えてくるでしょう。2023年度以降の定員減少もありますので、今後の難易度動向は厳しく、注意が必要でしょう。

共通テストについて、一般的な国家試験の特徴で、一年目は比較的簡単に、2年目には難しくなるというものがあります。共通テストも同様のことが考えられます。今年の共通テスト初回では難化が予想されていましたが、結果は最後のセンター試験より平均点が上昇しました。しかし、来年も同じ傾向であるとは限りません。むしろ、難しくなり平均点が下がることが予想されます。

来年度入試の変更点

来年の入試に関して3月22日現在、判明している各大学の来年度入試の主な変更点です。

筑波大学では地域枠の受験資格が変更になっています。保護者の茨城県内の居住期間が1年以上から3年以上となっています。

千葉大学では一般枠は80から82名に増加しましたが、前期の地域枠は15名から5名に大幅に減少となり、後期の地域枠については廃止されました。

富山大学では一般枠で前期日程は60名から70名に増加されましたが、同時に後期日程が廃止され、代わりに総合型選抜が10名設定されています。

各学年、来年度に向けてのアドバイス

浪人生

浪人生について、昨年のコロナの影響は来年の入試に関しても、浪人生有利に作用することが予想されます。コロナ禍で厳しい学習環境であったとしても、受験生として昨年一通りの学習を終え、懸命に学習に取り組んできた次の浪人生は、同じくコロナ禍で学習がストップした現役生に比べ、アドバンテージがあります。したがって今年の入試と同様に浪人生同士の競争が激しくなると予想されます。

そこで重要なことは基礎がしっかり固まっているかということです。医学部受験において苦手分野は絶対に潰しておかなければなりません。特に7月までの授業では難しい内容というよりも、全科目の全範囲で基礎的な内容が理解できているか確かめてください。弱点がある場合はしっかりと演習を積んで、まずは学習の穴をしっかり埋めましょう。

夏以降は応用レベルの問題集や過去問を解いていくことになりますが、夏までの段階で抜けや漏れがなく、基礎が固まっているとこの応用問題への対応力が段違いになります。理解も速く解いていくペースも上がっていくので、自信を持って二次対策、共通テスト対策ができるようになります。

現役高3生

現役受験生は浪人生に比べ来年の入試は不利になることが予想されます。昨年は通常ならば、合格していたような実力のある現役生もコロナ禍による時間不足で今年は浪人している場合があります。このような生徒は現役受験生にとっては強敵です。

浪人生と渡り合うためには、高2のうちに高校履修範囲の学習を終えておかなければなりません。まだ未履修の領域のある場合は一刻も早く一通りの学習を終えてください。その後、夏までに苦手分野や抜け漏れを埋めていく形になります。

現役生は効率が生命線です。学習時間はライバルの中で最も短いわけですから、無駄な学習をしている時間はなく、ただ学校や塾のカリキュラムに則って集団学習しているのでは勝てません。個々の生徒さんが状況に応じた学習スケジュールを個別に立て、学校・塾・予備校・家庭教師、使えるものはすべて使って効率のいい学習を行っていく必要があります。

高2生

高2生はコロナ禍による影響が入試にまで響くことは少ないでしょう。しかしながら、授業がなくなってしまったことも事実ですので、オンライン授業や宿題で課されていた分野におざなりになっているところがないか、通常の学習と並行してチェックしていく必要があります。

高2生の受験で気をつけておかなければならないことは医学部の定員数です。高2生の入試からは、定員の減少が予想されます。また、景気が悪くなるようなことがあれば、国家資格のある職業、特に医師の人気が高まります。つまり、競争が激しくなり、現役生ながらより高い完成度が求められるということです。

厳しい入試を乗り切るのに重要なことは、基本的なことですが、全体のスケジュール感を意識しながら、戦略的に学習に取り組んでいくことです。学校の先生にきけばシラバスはわかりますので、高2の段階で、高校課程が終了するかまずは確かめてください。高3まで学習範囲が終わらない場合は不利になります。したがってそれまでに学習範囲を終えられるよう自分なりにスケジュールを立ててください。その上で基礎から標準的な学力をしっかりと身に付けてください。高3までに一度受験を経験している浪人生と、同じ土俵に立てるようにすることが大事です。

中学生から高1

中学生から高1生に関してもコロナ禍で授業が一部なくなりましたので、各科目で適当に済まされている分野がないかチェックしておくことは重要です。また、2023年度から始まる医学部定員減少の影響も受けます。社会の景気動向とそれによる医学部の人気動向によっては、再び熾烈な競争状態が出現しないとも限りませんので注意しておくことは必要です。

学習法としては、まず学校の内容をしっかりとマスターして自由に使えるようにしておくこと、特に中高一貫校では中3から高校内容に入ることが多いので、手を抜かずにチャートや傍用問題集などで演習量を多めに行っておくことです。この演習量は後の受験で強力な力を発揮します。受験が近づいてからでは時間がありません。砂をかむような味気ない時期に感じるかもしれませんが、誰しもここを通過しないと合格にたどり着けません。

常に目的意識を持って、やるべきことを認識して学習に取り組めたら理想的ですが、現実には大学入試は遠い先のことでピンとこないと思います。そのときは目先の定期テストや、模試など出題範囲が決まっているテストで目標設定し、それをクリアする練習を繰り返してください。

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