医学部受験MEP|個別指導予備校・プロ家庭教師トップに戻る
電話

学習相談・料金のお問い合わせなど

06-4309-6515

受付時間:10:00 〜 21:30 (土・日・祝可)

お問い合わせ

資料請求

2024年度医学部入試の総括!

医学部入試の概要

2024年度の共通テストの志願者数約51万人、受験者数は全体で約45万人でした。昨年から2万人以上減少しており、全体のおおまかな傾向としても2018年の55万人をピークに10万人以上減少しています。

医学部の募集人員については、ここ10年ほど9300名前後で推移しており現状、特に変化はありません。志願者数についても、2021年で下げ止まっています。

共通テストの結果

平均点は理系で900点満点中536点と6点上昇しました。結果的に難易度は昨年とほぼ同等です。かつ、今年は得点調整も実施されておりませんので、科目間の格差もほとんどなく、そういう意味でかなりバランスの良い試験だったと思います。

国公立大学医学部の動向

岐阜大と奈良県立医大では、前年10倍以上の高倍率だったため、ともに倍率は大幅に減少しました。奈良県立医大は今年入試科目の変更があり、二次個別試験で学力試験を廃止し面接・小論のみとなりました。その影響も大きかったと予想されます。

愛媛大では例年倍率は7倍前後ですが前年4.4倍と低かったため今年5.9ポイント上昇しました。後期は、旭川医科大と宮崎大で倍率の大幅な減少が確認できます。これは昨年の倍率がかなり高かったために減少したものと考えられます。

国公立大 前期

国公立後期

私立大学医学部の動向

私立大 一般

私立大の入試結果はまだほとんど公表されておりません。2024年度のデータが出てくるのは夏頃になります。しかしながら、志願者数は現在公表している大学の全てで増加しています。これは来年度共通テストにおいて「新課程」となることが大きく影響しています。今年なんとしても合格を決めたい受験生が私立大を多く受験していることが伺えます。

また、2000年代からの傾向として各大学で学費の切り下げが行われてきました。少子化や長年の経済不況もあって、門戸を広げて質の高い学生を受け入れようという大学の意図があると思われますが、近年では2023年度に関西医科大が670万円の大幅な学費切り下げを行って話題となり、それを受けて大阪医科薬科大でも300万円の切り下げを行いました。その結果、2023年度は関西医科大では正規合格者の倍率が2ポイント近く増加し、大阪医科薬科大でも3ポイント増加しました。

私立共通テスト

2025年度から新課程の共通テストがスタート

新課程に変わることで各科目の内容が変更されますが、来年の2025年度入試に関しては、既卒生向けに経過措置があり旧課程ベースの試験も実施されます。

新課程ににおける各科目の変更として、数学では「ベクトル」が数Bから数Cに移動し、「複素数平面」が数Ⅲから数Cに移動する、などがありますが、内容が横に移動するだけで大きな変化はありません。

目立った変更として、「情報」新たに必修科目に追加されますが、既卒生にはこれが最も大きな負担になります。来年現役受験の生徒は共通テストで必要なことを知っていますので勉強してきたと思いますが、既卒生は全く勉強してきていないと思いますし、ひどいところでは私立の進学校は授業を数学などに置き換えてやってない場合があります。ただ、「情報」の学習内容は一般的なIT技術の本当に基礎的な部分にとどまっていますので、素養のある方は比較的早く習得できるとも思います。また「情報」の配点については各大学で扱いが異なりますので、気になる大学についてはチェックしてみてください。

その他共通テストの変更点として、「国語が80分から90分になる」「数学Ⅱが60分から70分になり、選択問題が2問から3問になる」「数学Ⅰの選択問題がなくなって全問必答になる」などの変更があります。

2025年度入試の変更点

現状で分かっている各大学の入試変更点を一覧にしています。

まとめ

来年は、新課程の共通テストが始まりますが、条件はどの受験生も同じです。必要以上に恐れる必要はありません。重要なことはしっかりと目標に見合った計画を立てて実行することだけです。そのためにも今のうちにできる限り情報を集めて計画を練り、今学期の学習を充実させてください。

お問い合わせは下記まで

ご相談

06-4309-6515

時間 10:00 - 21:30

お問い合わせ

資料請求