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関西の国公立大医学部

MEPの入試情報では各大学の過去10年の情報を掲載しています。

近畿の主な国公立大学医学部は、京都大学、大阪大学、神戸大学、京都府立医科大学、滋賀医科大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学があります。

それぞれ、特徴を比較していきましょう。

京都大学 医学部医学科

言わずとしれた関西の名門、入試の難易度は別格です。

個別試験の配点が共通テストの4倍と高くそれほど共テの出来に左右されないことや、京都大学にこだわりがあって受ける人も多いこともあり、志願者数の変動は他の大学ほど大きくはありません。

当然、受験者層は最高レベルです。個別試験の比率が高いので2次勝負という側面が強いです。問題は学部共通で各科目京大ならではという難問が出題されますが、総合の合格最低点は概ね7割とそれでもかなりの高得点となっています。

大阪大学 医学部医学科

 関西地域の名門校で、京大に次ぐ難易度です。入試は特に総合力が問われ、何年もかけて入念な準備が必要な大学です。

志願倍率は2倍台後半ですが、受験者のレベルが非常に高いです。配点は個別試験が共通テストの3倍で、京大型に近く個別試験が勝負になる入試です。

 問題は数学の一部の問題を除いて他の理系学部と共通で、総合大学らしいバランスのよい良問が多いです。難易度は同じ総合大学の神戸大より高めですが、受験者のレベルが高いため、得点率はかなり高いです。個別試験でも75%程度の得点が必要です。

神戸大学 医学部医学科

配点は共テ360点に対して、個別450点とやや個別試験に比重があります。志願者数は年度ごとにそれほど大きな変動はなく、近年の志願倍率は3倍弱で安定しています。

神戸大学の問題は総合大学らしいバランスの良い問題ですが、難易度はベーシックなものが多いです。したがって合格最低点も総合で8割に迫っており、驚異的な高得点と言えます。個別試験でも8割近い正答率が必要で、平易な問題ですがミスが出来ないという、他の大学と異なったプレッシャーがかかる入試です。

また、兵庫県の灘高校の生徒がかなり受験してきますので、受験生のレベルはそれなりに高いといえます。

大阪公立大学 医学部医学科

大阪市立大と大阪府立大の合併にともなって、2022年度入試から大阪公立大として入試がスタートしました。

その2022年度入試は、新たな入試ということ、共通テストの数学がかなり難化し平均点が急降下したにもかかわらず、公立大の数学の配点が大きかったことなどが重なったことで、志願者数が落ち込み、医学部では珍しく志願者倍率が2倍を切っています。しかしながら、その後の2023年度は持ち直して3倍を超えています。市立大のときと変わらず、キャンパスは都会の好立地にあるため、人気は高くなる傾向にあります。

配点は共テ650点に対して、個別800点とやや個別試験に重心があります。

理数系を重視する配点であり、共テは数学、理科各200点に対し、国語、英語は各100点、個別試験は数学300点、理科300点に対し、英語200点となっています。

受験してくる学生は理系科目が得意なこと多いため、かなり得意でないと必ずしも理系科目でアドバンテージを取れるとは限りません。

問題は他学部と共通で、総合問題らしく基本をしっかりと押さえた対策が必要な良問が多い印象です。個別試験は、合格者得点は約70%必要になってきます。

京都府立医科大学 医学部医学科

 配点比率は共テ450点に対して、個別600点でやや個別試験に重点が置かれています。しかしながら、個別試験は単科医大の中でも超難問を出題することで有名な大学です。

志願者数は2020年まで減少していましたが、近年は反動がきて倍率は上昇傾向となり、2023年度の志願者倍率は約3.6倍となっています。

 京府医の個別試験は難問で有名です。特に数学は極端な難問が多く、逆に差がつきづらい試験ですので、理科が重要となってきます。総合得点では概ね65%が合格最低点となっています。共通テストが85%と仮定すると個別試験の合格最低点は約50%と考えられます。

滋賀県立医科大学 医学部医学科

滋賀県ですが、洛南などの京都の名門私立から受ける生徒も多く、受験生のレベルは結構高めです。

 共通テストの国語の配点が他の科目の2倍と高いので、国語さえ落としていなければ他の科目で点を落としていても合格可能性の判定が出ることがあります。2022年は共通テストが非常に難化した年で、かろうじて評価が出ている滋賀医を受けた受験生が多く、足切りがこの年だけ実施されています。

単科医大ですので、問題の難易度は高めです。特に数学はかなりの難問で、得意でない方が不用意に受験すると白紙答案になりかねません。数学が難問なので、実際は理科の点数で差がついてきますが、理科は浪人生が時間をかけてきっちり仕上げてくるので、時間のない現役生には比較的不利な試験といえます。

合格最低点は概ね66%程度ですが、共テ:個別=1:1で、共テでは8割以上は得点していることを仮定すると、個別試験の最低点は5割強くらいと予想されるので、試験の難しさがわかります。

奈良医科大学 医学部医学科

前期日程では2024年度入試より、試験内容が変更となり、個別試験で学力試験が廃止され、小論文のみの試験となります。共通テスト900点に対し、個別試験の小論文は100点であり、実質共通テストの結果で決まる試験となります。

大手予備校が共通テスト後に公開する合格可能性判定システムの評価でほとんど合否が予想できます。

関西で唯一後期試験が実施されている大学です。もともと、京医落ち、阪医落ちの受験生がこぞって受験するため、関西圏の後期リベンジ入試としては最難関でしたが、2023年度入試より岐阜大学の後期試験が廃止されたことで学力試験のある後期入試が関西圏では奈良県立医科大のみとなりました。そのため、後期試験はより受験生が集中し、より難化していくと予想されます。

後期入試は近年全国的に枠が狭まっていますので、比較的まとまった募集があり、学科試験がしっかりとある奈県医は難化していく傾向にあります。試験問題は単科医大らしく非常に難問ではありますが、ここ数年は総得点約7割の得点が必要であり、受験生のレベルの高さが伺えます。

和歌山医科大学 医学部医学科

得点配分は共テ600点に対して、個別試験が700点とほぼどう配分で、わずかに個別試験よりとなっています。

これまで挙げた関西の大学の中では一番地方の大学となります。前年の倍率に影響されて、倍率の変動が1年毎に大きく変わる隔年現象が顕著に見られます。2023年度はかなり倍率が低くなったため、2024年度入試では大きくなることが予想されます。

関西の国公立大学医学部の中ではまだ比較的入りやすい大学ではありますが、問題は単科医大らしく難問系となっています。数学は捨て問が入っていたり、時間がシビアだったりとなかなか高得点を取りづらい試験です。共通テストの配点率が高めなので、共テの点数は非常に重要になってきます。

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