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医学部受験メールマガジン 2月号

〜始まる 中学受験の新学年〜

2022年の関西の中学受験は、昨年同様に厳重な感染対策の中、私立中学統一解禁日の1月15日(土)から始まる緊張の4日間を迎えました。受験した生徒数は少し減少しましたが、ほぼ昨年並みでした。兵庫の夙川の難化が話題になりましたが、全体に大きな変化はありませんでした。
さて、2月となりました。中学受験の進学塾において新学年の授業が始まる月です。今回は、どのように中学受験を始めていけば良いのかについてお話しいたしましょう。

目次

  1. 中学受験の開始はいつから?
  2. 塾を選ぶ基準は?

1.中学受験塾の開始はいつから?

中学受験のスタートは大手塾の4年生カリキュラム開始時(3年生の2月) 

大手進学塾のほとんどが4年から始まるカリキュラムで構成しています。したがって4年から通塾をはじめるのが望ましいでしょう。大手進学塾では、基礎学力を養う目的で小2小3クラスからの通塾開始を奨励しています。

入塾テストに合格するには基礎学力を得ていなければなりません。したがって基礎学力を習得するのは入塾テストを受けるより前ということになります。

入塾するには、入塾テストで合格する方法と、春・夏・冬の学校休みに実施する短期講座に参加して入塾判定を受ける方法があります。塾は成績で分けた「学力別のクラス編成」になっているので、無事に入塾できたとしても、上位クラスに入るには相応の学力が必要です。上位クラスと下位クラスでは演習問題のレベルが異なるので、後になるほどクラスアップは難しくなります。

本人の学力や適正にもよりますが、難関校を志望するなら、受験勉強の開始は早いほうが良いということになります。もし通塾開始を遅くするなら、抜ける分は家庭教育で補っておく必要があります。

小学校の学年先取り学習では足りない 

国語なら漢字・熟語の読み書き、語彙や慣用表現の使い分け・・・など、算数なら整数の四則混合演算、時計や目盛りの読み、分数、小数の演算・・・などの基礎技術。これらは進学塾では出来るのが当然として扱われます。出来ない子に補習することはあっても、授業で親切丁寧に指導することはありません。他にもカレンダー、アルファベット、基本図形の性質・・・なども中学受験では一般常識の一つとして扱われます。上位クラスには、公文式やそろばん教室で高い水準の演算技術を培った生徒が多くいて、さらに中学受験と並行して、趣味として継続受講している生徒もよくいます。

中学受験は小学校の学年を先取り授業していると考えている方がありますが、先取り学習程度では中堅中学合格にも届きません。難関中合格には、より広範囲の知識、正確な作業能力、論理的な分析力が必要です。中学受験で必要な学力は、教科書範囲中心というゆるい縛りはあるものの、小学校の学習とはまるで違うものです。

2.塾をどう選ぶか

どのような学習指導システムで教えるのかを知ってから選ぶ。

志望校合格に合った教材システムや合否判定テストが必要です。大手進学塾は、ベーシック教材システムと別に、最難関コース向けの特進用の教材システムを持っています。また授業の補助としてリモート学習をシステムに取り入れています。したがって、塾を探すなら、まず大手塾の中から候補を選んでみると良いでしょう。

中小塾の多くは、塾専用教材専門の出版社(教材開発社、育伸社、など)が制作している教材システムを使っています。中堅校受験対策としてよく出来た教材ですが、難関校対策には対応していません。

書店で買うことができる市販の教材は一つ一つは良くできていますがシステム化できていません。よって市販教材をばらばらで使う塾はお薦めしません。

個人塾に多いのが「四谷大塚準拠塾」です。難関進学を目指すが、独自の教材システムを持たない進学塾は、四谷大塚(関東の大手進学塾)のシステム教材をそのまま使うわけです。しかし四谷大塚の教材は難関校対策のシステムですから学ぶ側に高い学力が必要です。塾に通う生徒の学力と、教材システムがマッチしているかどうかを見届けるべきです。

近所に評判の良い塾があるなら、必ず事前に出向いて、教材システムを吟味しておきましょう。最低でも3つの塾に足を運び、授業を見学し、講師の人材と教材システムを比較してみると良いでしょう。

算数の体験授業だけで判断しないこと

入試は国語と算数が同じ配点です。日本語力がすべての科目の基礎ですから、難関合格には国語力アップが必要です。もし塾で授業見学ができるなら、算数だけでなく国語の指導も見ると良いでしょう。難関合格には国語指導のスペシャリストが不可欠です。

塾を見学しても、教材システムを吟味しても、生徒本人との相性を判断することは難しいものです。迷う場合はセカンドオピニオンとしてプロ家庭教師に相談したり、授業体験してみるのも良いでしょう。

塾は万能の神様ではありません。

塾は必ず難関校に合格できるように学力をつけてくれるわけではありません。大手塾が良くて、中小塾が良くないわけでもありません。家庭学習だけで難関校に合格する生徒はまれに存在します。登校・通塾拒否の生徒を家庭教師による指導だけで難関校に合格させる事例は何件もあります。能力がある講師が生徒と1対1で指導すれば、通塾よりも効率よく成績向上を成し遂げられるからです。しかしプロの家庭教師でも全教科を指導できる講師はまれですし、万全の家庭教師チームを見つけるのも大変です。教材やテストのシステムは、良く出来た塾のものを頼ることになります。

大手塾であれ、個人塾であれ、家庭教師であれ、通信教育であれ、難関中学に合格するには、一定以上の学習の積み上げが必要です。どの方法をとるにしても、大手進学塾で必要としている学習時間と同じ程度の学習時間は必要です。

通塾する以外の塾活用法もあります

通塾に要する膨大な時間を節約できれば、健康維持や幅広い目的のために時間が使えます。ただし、通塾せずに家庭学習で対応するには、経験豊富な指導者と、良い教材システムが必要です。塾の教材システムを活用したり、受験対策用の通信教育システムを活用して、保護者が得意科目を指導なさるのも良いでしょうし、プロ家庭教師を用いるという選択肢もあります。

最後に

中学受験はお子様の小学校時代のその他の遊びや習い事を多少制限して、学業に打ち込みます。その分反発や挫折があったり、苦労が大きいものです。また、ご家庭の方々の協力が不可欠ですので、その負担も大きいです。

しかし、その分見返りも大きいです。その期間に学んだ知識や計算力・読解力といった基礎学力、また辛抱して「がんばった」経験などはその後の学習、ひいては人生にとって必ず良い影響を及ぼします。

大学受験においても、中学受験で必死に頑張った方は計算がとても早かったり、教えても理解が早かったりと有利な点があったりします。なにより、受験になんとか間に合わせようとする馬力があります。

中学受験をこれから初められる方はこれを参考に学習をスタートさせていただけたらと思います。もうすでに道半ばの方もこの機会に今一度、現在の学習を見直してみてはいかがでしょうか。

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