今年の入試シーズンも前期が終わり、いよいよ後期を残すのみとなりました。合格を勝ち取られた方は今までの努力が実り、おめでとうございます。一方、国公立前期の発表も終わってない段階ですので、まだ志望校の結果待ちの方も多いと思います。机の上に合格通知書がおかれるまで、決して気を緩めずに学習を続けてください。
思えば今年は共通テスト1年目ということもあり、出題形式が変わって戸惑った受験生も多かったと思いますが、最終的に蓋を開けてみれば、昨年度のセンター試験より平均点が上昇しています。特に現役生の方には厳しかったのではないでしょうか?
さて今回は、入試終盤戦、最後の追い込みにかけての学習法について述べていきたいと思います。
この時期になると、合否は別として受けられた私立が何校かあると思います。まず、それを復習しましょう。私立医学部の場合、問題ごと回収の場合もありますが、ネット上には復元問題がアップされていることも多いです。特に解けなかった問題や時間がかかった問題は印象に残っていると思いますので、その部分を徹底的につぶしましょう。一度の失敗は仕方ないとしても二度同じ失敗をしてはいけません。まずはここから取り組んでください。
次に、冬期・直前講習等を受けられていたら、その復習も行ってください。それなりの予備校ですと、直前期の講習は出やすいところに絞って説明していますので、この時期の学習としては効果的です。
最後に、答案作成テクニックの習得です。テクニックといっても何も特殊なものではなく、当たり前のことを当たり前に書く、筋みちがしっかりしているか確認するだけのことです。ただ、自分で自分の答案を評価するのはなかなか難しく、学校や塾・予備校の先生等、他人の目から見ていただいた方が、自分の気づかないクセを指摘してもらえるのでいいかと思います。最後は答案を見て採点官が採点するわけですから、ケチをつけられて減点されることのないようにすることが得点をあげる近道です。MEPでも答案チェックは随時行っていますので、メールなりFAXなりで送っていただければ可能な限り早期に添削して返信させていただきます。
最後の最後に付け加えると、何より大事なことは諦めないことです。可能性のある限り最後まで全力で取り組んでください。この時期は疲れたり諦めたりで自分から脱落していく人が非常に多いです。最後まで粘ってください。私の担当していた生徒でも、後期で埼玉・近大など結構な数合格しています。万一ダメでも来年につながります。考えてみれば後期入試が終わった段階で、来年の入試まで10ヶ月、大手予備校の開講を待っていたらさらに1ヶ月減ります。ここのがんばりを次につなげていくことができれば、有利に戦っていくことができます。自分次第です。気を引き締め直してがんばってください。