新年が始まり、いよいよ入試本番が近づいてきました。
受験生の皆さんはこの日のために長い時間をかけて準備してこられたことと思います。本番で全力100%を出し切れるよう、試験当日も余計な心配をしなくていいようにしっかりと準備をして臨みましょう。
今回は、試験当日までの注意点や準備しておくべきことを紹介していきます。
① 変わったことをしない
まず最初に注意したいことは、入試までこれまで続けてきた生活リズムを崩さないようにすることです。
入試当時は万全を期したい気持ちは理解できますが、入試直前に突然違うことをするのは得策ではありません。
たとえば、いきなり2時間以上の早寝早起きを始めることなどはリズムを崩してしまいます。集合時間ではなく試験開始時間に間に合えばいいのですから、なるべく本人の生活リズムを保つようにご配慮ください。
また、食事も“テキ”に“カツ”など、急に食事を変更する必要もありません。意識するとすれば、普段通りの気分と体の調子を維持することを考えるのがよいです。
② 持ち物は事前に確認する
大学受験生の場合、本人任せが多いと思いますが、忘れ物には要注意です。特に時計は忘れやすいので気をつけましょう。万一に備えて2つ持たせるのが良いと思います。また、試験会場に持参する参考書等は、重くなりすぎないよう暗記系のもので最低限にしておきましょう。
受験当日に必要なもの
- 受験票
- 筆記用具(鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、シャーペンなど)
- 身分証(生徒手帳など)
- 時計
- 現金(小銭もあると便利)
- ハンカチ・ティッシュ
- お弁当、飲み物
- マスク
あると良いもの
- カイロ
- 路線図、会場までの地図(プリント)
- 参考書(いっぱい持って行きすぎない)
- 予備のマスク
- 常備薬
- 雨具
- 予備のメガネ、コンタクト
③ 当日の行動時間を事前に決めておく
当日、緊張のあまり電車・バスを乗り間違える受験生がまれにいます。試験会場への行き方は事前にしっかりと調べておきましょう。また、その際、最寄り駅から会場までの距離は正確に見積もってください。
大学や入試会場は広いところが多いので、入り口から自身の机まではかなり距離があることがあります。受験票に会場内の地図があれば、そこまでの時間を計算しておいてください。また、いざという時にタクシーで向かえるようお金は多めに持参しておきましょう。
そして、その上できっちりと当日の予定を決めておきましょう。
④ 入試当日、試験会場に早く行き過ぎない
受験期は1年で最も寒い時期です。よく友達と待ち合せて早めに行く人がいますが、開場の1時間前などに来ても寒い戸外での長時間待たされてしまうので、あまりおすすめしません。腹痛を起こす人もいます。それでも早く来る場合は待合室の開く時間や近くにコンビニ等があるかを事前に確認しておきましょう。
⑤ 当日の服装は薄い服を重ね着する
当日の服装は、薄い服を重ね着することを意識してください。入試会場は大学によっては大きい展示場が会場になっており、中が非常に寒いことがあります。一方で、暖房が十分に効きすぎて熱く感じるところもあります。
当日は細かく体温調節をして、適切な環境で受験ができるように薄い服を重ね着して行くことをおすすめします。
最後に
これまで必死に勉強に熱心に取り組んできた受験生は、毎日決まった時間に起き、学校や予備校に通って、同じ生活習慣を繰り返してこられたと思います。
受験では、大学や展示場が会場になったりしますが、浪人生でなければおそらくほとんど人がはじめていく場所になると思いますので、準備を怠ると意外と当日ドタバタしてしまいます。
事前に少し調べておくだけで、こうした当日の混乱を避けることができますので、本番で実力を十分に発揮できるように、最後まで気を抜かず準備を怠らないようにしましょう。