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誰も知らない共通テスト対策

センター試験から共通テストへ

大学入試センター試験は、1990~2020年の31年間実施され、教育現場からは高評価を得ていました。しかし、グローバル化、少子高齢化、情報社会の進展など急速に変化する現代社会では、知識を基に自ら問題を発見する力や新しい価値を生み出す力が重要で、問題解決能力、分析力、応用力などが必要との新しい学力観を国が示しました。それを基に、さらなる思考力、理解力、判断力を問う内容に一新した試験が、大学入学共通テストです。

物議を醸した英語の民間資格検定の利用や国語・数学の記述式問題導入が、間際になって一旦見送りになるなど、手探り状態の中2021年に第1回共通テストが実施されました。その平均点を2020年のセンター試験と比較すると、900点満点で文系型が547点→555点、理系型が552点→571点と大方の予想に反して上昇しました。この結果は、急激な変更を避けるため、センター試験対策の勉強でもある程度対応できる出題をしたからだと思われます。

難化した第2回共通テスト

2022年第2回共通テストでは、数学が終わった直後からSNS上で「女子受験生が泣き出した」「虚空の一点を見つめて微動だにしない人がいる」「隣の人が問題用紙を破っている」など悲痛な書き込みが相次ぎました。

2021年と2022年の平均点を比較すると数学ⅠAが57.68点→37.96点(-19.72点)、数学ⅡBが59.93点→43.06点(-16.87点)、生物が72.64点→48.81点(-23.83点)など全20科目中12科目の平均点が下がり、総合でも文系型が555点→507点(-48点)、理系型が571点→510点(-51点)でした。数字からも2022年第2回共通テストは、大幅に難化したことが明らかです。

なぜ対策できなかったのか?

2020年センター試験と2022年共通テストの問題を比較して目につくのは、イラスト、グラフ、表の大幅な増加です。例えば英語リーディングで1→23(+22)、英語リスニングで9→36(+27)、日本史で11→30(+19)、現代社会で4→17(+13)でした。ここから、共通テストが求めるのは、多くのイラストやグラフや表より素早く的確に情報を処理する学力だとわかります。

センター試験は「過去問題をやり込めば70%は取れる」が定説で、パターン化された問題を速く正確に解く練習をすれば、ある程度対策ができました。共通テストは主として、いかにしてパターン化された問題にたどり着くかが問われています。この転換に学校・塾・予備校などの教育現場が対応しきれなかったのが、過去最低の平均点の原因と思われます。

しかし、学校の先生も塾・予備校の講師も対策問題集の執筆者も、誰も共通テストを受験したことがない、対策授業を受講したことがない、対策本を読んだことがないのですから、対応できないのも当然です。

どうすればいいのか?

共通テストでは、文章はもちろんのことイラスト、グラフ、表より素早く的確に情報を処理する学力が問われます。先ずは、まとまった分量の文章を読めなければ話になりません。教科書や問題集の文章でも、新聞・雑誌の文章でも、ただ読むだけでなく要約を意識して読む。イラスト、グラフ、表は表現やデータの意図するものを意識する。また、基礎となる知識や法則や解法がどこでどのように使われているかを意識し、考えながら問題に取り組む。

つまり、正誤だけにとどまらない、もう一歩踏み込んだ「なぜか?」を普段の学習から考える必要があります。

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