夏も盛りとなり各学校も夏休みに入り始めました。学習においてはこの夏期期間は非常に重要な時期となります。一方で、昨年から猛威を奮っているコロナ禍はワクチン接種が開始はされましたが、まだまだ行き渡っていない状況で、第5波が拡大しています。
コロナ禍は昨年度より学習に多大な影響を及ぼしてきました。昨年は、学級閉鎖・オンライン授業の実施など、特に現役生はいつもの学習リズムやスタイルを崩し、その都度対応させながら学習することを強いられました。その影響でモチベーションの維持や効率的な学習を行うことが困難となり、実際の入試でも現役生不利の結果は明確に現れました。
よほどの人でない限り、受験生で余裕を持って入試に挑める生徒はいません。通常は志望校がどこであれギリギリの状態(学力)で入試を迎えます。その結果が良く出るか、もしくは悪く出るかは、それまででどれほど効率よく学習できたかにかかっています。したがって、コロナ禍による学級閉鎖や予備校の休校による学習のストップは特に現役生には不利に働いてしまいます。
それでは、学生、特に受験生はコロナ禍に対し、どう向き合っていけばよいのでしょうか。最も重要なことは、あらゆることを想定し、その時どのように対応するのか、前もって決めておくということです。学校や予備校の集団学習をメインに学習をされている生徒は、教室内の生徒がコロナ感染が判明することで休校やオンライン授業へ移行されることが考えられます。その場合、オンライン学習・家庭教師・個別指導塾などの手段を検討して、学習をスムーズに継続できるよう準備をしておくのが良いでしょう。
ただし、家庭教師や個別指導を検討される場合、生徒の学力・学習状況の確認、受験までの学習計画作成、講師の選定など、授業開始までに一定の期間を要しますので、注意が必要です。このような個別学習であれば、1コマだけでも履修しておくことで、授業回数のの増加や他科目の追加などを素早く行うことができます。夏期期間の時間的余裕があるときに、生徒の学習の中に組み入れておくことをおすすめします。
プロの家庭教師、個別指導はコロナ禍への対応はもちろんのこと、日々の学習へも大きなプラスとなります。自分の気づかな弱点を早期に発見し対応したり、学習中に生じた疑問について、いつでも質問することができます。直前期に受験校の選定や対策を行うときに生徒の学力をよく把握している講師の存在は、ワンランク上の受験校を目指すのにとても有効です。ぜひ検討してみてください。