受験勉強に限らず、人間が生きて行く上で最も重要なことは抽象的思考力を磨きあげて行くことだと思われます。動物と人間との差は抽象的思考力のレベル差ですが、言い換えれば言語や数学に基づいた高度な抽象的思考力を展開することが出来る点こそ人間だけの特権です。
受験勉強を志望大学に合格する為だけの作業と考えたり、志望大学に入学してから受ける高等教育の準備と考えたりするだけでは不十分であることを以前のブログでお伝えしました。受験勉強を自分自身の思考プロセスの精度向上の為の絶好の機会と考えて、入試を思考プロセスの正確さを検証する場面であると考えることが出来れば、受験勉強は人間が生きて行く上で重要な役割を果たしていることは明らかです。
そうした受験勉強において思考プロセスの精度向上の鍵を握っているのが、如何にして「抽象的思考力」を高めていくかということであると思われます。人間の思考プロセスの核心である「抽象的思考力」については、次回のブログでお伝えする予定です。